【2026年猛暑予報】庭師も対象になる熱中症対策義務化|草刈り・伐採・剪定の基準

2025年の夏も異常な暑さでしたが、2026年はそれを上回る高温が予測されています。

しかも今年は、気温の問題だけではありません。

2025年6月の法改正により、熱中症対策は“やった方がいい”ではなく、現場として求められる基準に変わりました。
実際に建設業界では、空調服を着ていないと現場に入れないという状況が当たり前になっています。

厚生労働省|職場における熱中症対策の強化(令和7年6月1日施行)

この流れは、剪定・伐採・草刈りを行う庭師の仕事にも無関係ではありません。

2026年の夏、現場の基準はどこまで変わるのか――その判断材料を整理します。

2025年は異常の連続

梅雨情報

2025年は、西日本を中心に観測史上最短を記録しました。

平年より20日前後早かったというデータもあります。

「梅雨あった?」

と思うほど短かったです。

雨量の情報

2025年の夏は、太平洋高気圧の記録的な強まりの影響で、梅雨明けが異例の早さとなり、7月は太平洋側や北・東日本を中心に平年の7割にも届かない深刻な少雨となりました。

降水量が少ない一方で日照時間は統計開始以来1位の多照となり、現場の体感としても「雨が降らないまま真夏に入った」というシーズンでした。

その後、8月前半には鹿児島・熊本で大雨特別警報が出るなど局地的に雨が集中する場面もありました。

加えて7〜9月は全国でゲリラ雷雨が多発する予測となり、少雨・多照・局地的大雨・記録的高温が同時に起きたのが2025年の特徴でした。

猛暑情報

2025年6月は晴天が続き、6月としては記録的な高温と少雨となりました。

1946年以降で最も気温が高く、降水量も平年を大きく下回る異例のスタートでしたが、その流れは夏本番も変わりませんでした。

日本の夏の平均気温は、統計開始以来となる過去最高を更新し、すでに猛暑といわれた2023年・2024年をさらに上回る結果となりました。
体感としても「今年は暑い」というレベルではなく、シーズン全体がこれまでと違う年でした。

2026年はそれを上回る予測

梅雨情報

2026年の梅雨は、6月上旬から中旬にかけて始まり、その後は平年より早いタイミングで明ける見込みです。

雨量は全国的には平年並みとされていますが、九州から東北にかけては平年より多くなる可能性があり、局地的な大雨には注意が必要なシーズンになりそうです。

昨年のような少雨傾向とは違い、今年は雨の期間がはっきりしながらも、明けたあとは一気に気温が上がる流れが予想されています。

つまり、2025年より雨が多く、なおかつ猛暑の入りが早い「多雨と高温が重なる夏」になる見込みです。

猛暑情報

2月24日に発表された暖候期予報では、2026年の夏(6〜8月)は日本付近で気温の高い状態が続く見込みとされています。

上空の偏西風が平年より北を流れることで、太平洋高気圧やチベット高気圧が日本を覆いやすく、梅雨明け後の東日本・西日本では晴天が続きやすい予想です。
さらに地球温暖化の影響により大気全体の温度が底上げされているため、全国的に平年より暑い夏になる可能性が高く、今年も猛暑への警戒が必要とされています。

なお、3月から5月にかけても気温は平年より高めに推移する見込みです。

ウェザーニュース

つまり、春から気温が高く、そのまま猛暑の夏に入る可能性が高いという予測です。

2025年、建設現場では空調服が前提になった

2025年6月1日、厚生労働省による労働安全衛生規則の改正が施行され、WBGT28以上または気温31℃以上の環境で作業を行う場合、事業者に熱中症対策の体制整備・手順作成・周知が義務化されました。

厚生労働省|職場における熱中症対策の強化(令和7年6月1日施行)

この流れの中で、建設現場では空調服を含めた装備を前提に工程を組む形が一般的になっています。

空調服は“暑さ対策”ではなく入場条件になっている現場もある

長袖・長ズボンが基本の安全ルールの中で作業を行うため、空調服を着ている状態が標準装備として扱われています。

現場によっては、着用していないと仕事をさせてもらえないケースも出ています。

この流れは庭の現場にも無関係ではない

剪定・伐採・草刈りも直射日光の下で長時間行う作業です。
作業環境だけを見れば、建設業と大きく変わるものではありません。

現場のルールとして明文化されているかどうかの違いはありますが、
暑さの中で一日動けるかどうかを装備込みで考える、という段取りは庭の現場でも少しずつ増えてきています。

装備を前提に工程を組むという考え方

  • 朝の入り時間
  • 人工の組み方
  • 休憩の取り方

これを最初から“空調服あり”で考えておくと、真夏の現場でも作業のペースが崩れにくくなります。
実際にこの組み方で入っている職人も多くなっています。

さらに暑い日は水冷服という選択

空調服では風が熱い日があります。
そういう日は最初から水冷服で入る、という使い分けをしている現場も出てきています。

装備を変えることで一日の動き方が変わる、という感覚です。

山真製鋸(Y’sGOD JAPAN) アイスマンシリーズ

筆者も昨年現場でめちゃくちゃ着ましたがよかったです!
ただし真夏にはAmazonも売り切れますし、メルカリなどでは高額転売されるのでGWまでには手に入れることをお勧めします。

ツリークライミングや高木伐採では着用が難しい場面もある

ただし、すべての現場で空調服が使えるわけではありません。

ツリークライミングや高木伐採のように、枝と枝の間を抜けながら登っていく専門職では、ファン付きの装備が引っ掛かりやすく、動きにくさにつながるという声もあります。

特殊伐採の現場でも、作業性を優先して着用しない判断になるケースは珍しくありません。
実際には「地上作業では着る」「登るときは脱ぐ」といった使い分けで対応している職人も多く、現場条件によって装備の選択が変わります。

庭の仕事は、もともと暑さとも雨とも付き合いながら続いてきた仕事です。

環境が変わっても、現場に合わせて段取りを組み、道具を選び、その日の動き方を判断していくという本質は変わりません。

今年の夏も間違いなく厳しくなりますが、それぞれの現場で積み重ねてきた経験と工夫があります。
無理をするのではなく、安全に一日を終えて、また次の現場に向かえることが一番大事です。

暑いシーズンを乗り切っていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

【Writing】HUB / 【Photo】FIELD

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全国の認定庭師と連携し、近畿圏内は自社施工を徹底。単なる紹介サイトではない、責任ある庭づくりを形にします。