庭木の越境トラブル|近隣からクレームが来た時の正しい対処法

新築の記念に植えた思い出のシンボルツリー。
ご実家を相続された際に、目隠しとして植えられていたカイヅカイブキ。
そして、気づけば自然に生えていた名前もわからない木。

これらの庭木が、知らないうちにお隣や裏のお宅の敷地へ枝を伸ばしてしまっているケースは決して珍しくありません。

実際に庭ナビが現場でお見積もりのご相談を受ける中でも、
近隣との庭木トラブルは“相談件数トップクラス”の内容です。

そこで今回は、
ご自宅の庭木がご近所にご迷惑をかけてしまっていたと気づいた時の、正しい対処法
を、現場目線でわかりやすくお伝えします。

気づいたらすぐにお宅へご挨拶に行く

気づいた時点で境界を越えているお宅へ直接訪問しましょう

クレームを受けてから動くのはNG

「言われてから対応する」のと
「自分から謝罪に行く」のとでは、
近隣関係の印象が大きく変わります。

インターホン越しでも構わないので、まずは一言お詫びを

この時、次のような言い方は避けましょう。

  • もしかしてご迷惑かけていますか?
  • 知らないうちに伸びてしまって…
  • 気づいていませんでした

これらはすべて、責任を曖昧に聞こえさせてしまう言葉です。

すでに相手の方が気づいている可能性も高いため、
言い訳をせず、

「申し訳ありません。すぐに対応いたします」

とはっきり伝えることが大切です。

不在だった場合の対応

タイミングが合わずお会いできないこともあります。

その場合は日を改めて再度訪問しましょう。

どうしてもお会いできない場合は、

お詫びと対応予定日を書いたメモをポストへ入れておくだけでも印象は大きく変わります

「放置していない」という行動が、近隣関係を悪化させない一番のポイントです。

実際に一番多いご相談パターン

「言われて初めて気づいた」ケース

現場で最も多いのがこのケースです。

自分の敷地側からは越境している枝が見えておらず、
お隣さんに言われて初めて気づくということは本当によくあります。

そして多くの方が

「こんなに伸びていると思わなかった」

「もっと早く剪定しておけばよかった」

とおっしゃいます。

どこまで切ればいいかわからない

越境している部分だけ切ればいいのか、
それとも全体を整えた方がいいのか。

判断できずにご相談いただくケースも非常に多いです。

お隣の方が本当に気にされているポイント

実際には、庭木がはみ出していることそのものに強く怒っておられるケースは多くありません。

現場でお隣の方へお話を伺うと、気にされているのは主に次のような点です

  • 落ち葉による掃除の手間
  • 落ち葉による害虫
  • 雨どいに落ち葉が詰まる
  • カーポートの屋根が汚れる
  • 外壁に枝が当たっている
  • 蜂の巣ができているのを見つけた
  • 空き家だと思われる見た目で不用心

庭木がはみ出していることよりも、
日常生活の中でのストレスや不安が積み重なっているケースがほとんどです。

なので、このあたりのことも頭に入れて謝罪するのがベストです。

放置してしまうとどうなるか

近隣関係が悪くなる

最初の対応が遅れるほど印象は悪くなってしまいます。

最初に一言お詫びをしておくだけで、
円満に解決するケースも多くあります。

作業費用が上がる

伸びきってからの剪定は

  • 高所作業になる
  • 作業時間が増える
  • 伐採になる可能性がある

など費用が上がる要因が増えます。

早めの剪定が結果的に費用を抑えることにつながります。

自分で剪定するか業者に依頼するかの判断基準

ご自身で剪定する場合

準備するものリスト(ホームセンターで買い揃えれます)
枝切りハサミ、手ノコギリ、軍手、脚立、ゴミ袋、ゴーグル


常緑樹は春か秋、落葉樹は冬という形で適正な時期があります


一般の方が剪定を行う場合、作業できる高さは2〜3m程度までが目安です。

無理な姿勢での作業は転落事故につながります。
また夏場や気温が高い日の作業はおすすめできません。

剪定しているとつい夢中になり水分補給を忘れる。ということも少なくありません。
また想像以上に汗もかきますし害虫遭遇リスクも上がります。

少しでも不安を感じる高さであれば業者へ依頼する判断が必要です。

隣地へ枝を落とさないようにするには

越境している枝の剪定は、樹種や高さ、枝の張り方、周囲の状況によって方法が変わります。

そのため現場ごとに作業位置や切る順番を判断しながら進め、
敷地内で完結できる方法を選びます。

庭ナビの近隣トラブル対応

作業前のご近所様へのお声がけ

ご希望があれば作業前に近隣の方へお声がけを行います。

事前にお伝えしておくことで不要なトラブルを防ぐことができます。

作業後の清掃と最終確認

落ち葉や細かい枝まで確認し、
はみ出しが解消されているか最終チェックを行います。

近隣トラブルを含めて現場で対応しています

庭木のトラブルで一番大変なのは
「木を切ること」ではなく、

  • どのタイミングでお声がけするか
  • どの順番で進めるか
  • どこまで剪定すればよいか

といった判断です。

庭ナビでは、剪定や伐採の作業だけでなく、
こうした現場ごとの状況に合わせた進め方も含めて対応しております。

まとめ
  • 気づいたらすぐに謝罪へ
  • 留守の場合はポストへ謝罪文
  • もしくは別日再訪問
  • すぐに対応する
  • ご自身で剪定
  • もしくは業者探し
  • 片付いたらもう一度訪問し
    越境していた庭木はなくなった旨を伝える

今まさに気まずくなってしまっている方へ

お隣の方と顔を合わせづらくなってしまっている場合でも、
どのような順番でお話をすればよいか、
どのタイミングで作業に入るべきかまで含めて現場での進め方をご提案しています。

「自分で伝えた方がいいのか」
「どこまでお詫びすればいいのか」

と悩まれている段階でも大丈夫です。

相談者様のご負担ができるだけ少ない形で、近隣の方との関係を崩さず解決できる方法を一緒に考えていきます。

まずは現在の状況だけお聞かせください。

24時間受付(IVR自動応答システム)
音声ガイダンスに従ってご希望の窓口をお選びください。

担当者からの折り返し対応:平日9:00~17:00
折り返し対応時間外に頂いたご連絡は、よく営業日の9:00より順次、担当から折り返しいたします。

この記事を書いた人

庭ナビ運営事務局です。
全国の認定庭師と連携し、庭を「一度きりの作業」ではなく「継続的に管理するもの」として考える情報を発信しています。