建物と隣家のあいだという限られたスペースでも、雑木は静かに、そして確実に成長していきます。
普段の生活動線から外れている場所ほど、変化に気づきにくいものです。
ある日突然・・・

お宅の裏に生えてる木がこっちの家に当たってる!
とご近所さんからのクレームで発覚するケースが多いです。
今回の現場も、気づいたときには高さが出ており、上部の枝は隣地側へ張り出し始めていました。
現状で大きなトラブルが起きているわけではない。
しかし、このまま成長すれば越境や落ち葉、害虫発生など、周囲への影響が出る可能性がある――そんな段階でした。
さらに問題だったのは作業条件です。
建物に挟まれた狭小スペースのため、脚立は設置できず、木に登ることも不可能。
倒すスペースもありません。
つまり、「普通の伐採」ができない環境です。
作業前の状況


樹木は建物の間から上方向へ大きく伸び、
隣家側にも枝葉が張り出している状態。
地上からの作業が難しく、
無理な体勢での施工は
外壁や設備を傷つけるリスクがありました。
ご依頼のきっかけ|越境と害虫発生への不安
建物のあいだに自然発生した雑木が年々成長し、上部が屋根近くまで伸び、隣地側へ張り出している状態でした。
現状では大きなトラブルにはなっていないものの、今後さらに成長すれば越境枝や落ち葉の問題につながる可能性があります。
また、風通しが悪く湿気がこもりやすい環境のため、害虫発生への不安もありました。
「今のうちに整理しておきたい」というご判断でのご依頼です。
隣地側へ伸び始めた枝葉
建物のあいだで成長した雑木が、上部で隣家側へ張り出している状態でした。
落ち葉の流入や越境はトラブルの原因になるため、早めの対応をご希望です。
湿気と害虫のリスク
建物に挟まれた空間は日当たりや風通しが限定されます。
こうした環境は毛虫などの発生条件が揃いやすく、管理が後回しになるほど状況は悪化しやすい傾向があります。
現地確認|脚立が使えない作業条件
現場は人が一人入れる程度の幅しかなく、脚立の設置は物理的に不可能でした。
木に登ることもできないため、一般的な高所作業の方法は使えません。
さらに、外壁や給湯器、配管が近接しており、枝や幹をそのまま落とすこともできない環境です。
作業方法を誤ると建物を傷つけるリスクがあるため、慎重な判断が必要でした。
人が一人入れる幅のみ
作業スペースは人が一人通れる程度の幅しかなく、脚立の設置は物理的に不可能な状況でした。
足場が取れないということは、作業姿勢が常に限定されるということでもあります。
体の向きを変えるだけでも余裕がなく、
道具の振り幅や持ち替え動作にも制限がかかります。
無理な体勢で作業を行えば、刃物のコントロールを失う危険性もあります。
また、枝を払った後の仮置きスペースもほとんどありません。
という動作を細かく繰り返しながら、常に足元を確保する必要があります。
単純な伐採ではなく、
空間を作りながら進める作業になります。
外壁・設備が近接
給湯器や配管、外壁がすぐ横にある環境では、枝や幹を自由に落とすことはできません。
わずかな接触でも外壁を傷つけたり、設備にダメージを与える可能性があります。
そのため、
- 切る長さを細かく調整する
- 保持できる重量で分割する
- 落下方向を完全に管理する
といった配慮が必要になります。
特に幹部分は、重量が一点にかかるため反動が出やすく、
切り方を誤れば予期せぬ方向に動くこともあります。
施工方法
この現場では「倒す」のではなく「その場で小さくしていく」方法を採用しました。
一気に伐倒できない環境では、段階的に高さを下げることが最も安全な選択になります。
幹を短いスパンで切り戻す
地上から届く範囲で幹を分割し、少しずつ高さを下げていきます。
一度に大きく切らないことで、コントロールを保ちながら作業が可能になります。
その場で細断しながら搬出
払った枝葉や幹はその場で細かく処理。
常に足元を整理し、作業スペースを維持しながら進めました。
保持できるサイズでのカット
外壁や設備を傷つけないよう、手で保持できる長さ・重さで切断。
落下方向を完全に管理しながら作業を行っています。
作業後の変化


伐採後は建物のあいだに十分な空間が生まれました。
視界が開けることで管理しやすい状態へと改善しています。
越境枝の心配もなくなり、湿気が抜けることで害虫発生のリスクも抑えられます。
見えなかった場所が見えるようになること自体が、今後の管理にとって大きな意味を持ちます。
越境リスクの解消
隣地側へ張り出していた枝葉を整理したことで、物理的な越境状態は解消されました。
越境は枝一本でも感情の問題に発展する可能性があります。
今回の段階で整理しておくことで、
- 落ち葉が隣地へ流れ込む
- 強風時に枝が接触する
- 「放置している」という印象を与えてしまう
といった要素を未然に防ぐことができます。
風通しと採光の改善
雑木が密集していたことで空気の流れが遮られ、湿気が滞留しやすい状態になっていました。
伐採後は建物のあいだに空間が生まれ、風が抜ける環境へと変化しています。
風通しが改善されることで、
害虫の発生リスクの低減
外壁への湿気滞留の軽減
苔やカビの発生抑制
といった副次的な効果も期待できます。
見た目以上に「環境改善」の意味合いが大きい施工です。
点検しやすい状態に
伐採前は視界が遮られ、幹元や地面の状態を確認することができませんでした。
施工後は足元まで見通せる状態になり、今後の管理判断が可能になっています。
例えば、
新たな萌芽の有無
雑草の発生状況
湿気の溜まり具合
を定期的に確認できます。
今回の施工は単なる伐採ではなく、管理可能な状態へのリセットでもあります。
建物のあいだの雑木は早めの対応が重要
建物と建物のあいだ、裏手、室外機の奥など、日常生活の視界に入りにくい場所は、管理の優先順位がどうしても下がりがちです。
しかし、こうした場所ほど雑木は静かに、そして確実に成長していきます。
気づいたときには高さが出てしまい、枝が越境し、作業条件も厳しくなっている。
今回の現場も、まさにその典型的なケースでした。
問題が表面化してからではなく、「まだ小さいうち」に対応することが、安全面・費用面の両方において合理的です。
見えない場所ほど成長に気づきにくい
生活動線に入らない場所は、目に触れる機会が少ないため変化に気づきにくい傾向があります。
特に建物間の狭いスペースは、普段わざわざ確認する場所ではありません。
しかし雑木は、
- わずかな土と湿気
- 日陰環境
- 管理が入らない静かな場所
という条件が揃うと、想像以上に伸びていきます。
目に入らない=成長していない、ではありません。
見えない場所ほど、実は一番注意が必要です。
小さいうちの伐採が安全
雑木がまだ細く低いうちであれば、作業は比較的容易です。
脚立が立つ、手ノコで対応できる、短時間で終わる。
しかし高さが出てしまうと、
- 脚立が使えない
- 倒せない
- 分割伐採が必要になる
- 落下物管理が必要になる
と、作業難易度は一気に上がります。
今回のような狭小環境では特にその差が顕著です。
「もう少し様子を見よう」が、結果的に施工を難しくしてしまうこともあります。
早い段階で整理しておくことが、最も安全で確実な管理方法です。
このような場所の管理でお困りの方へ
建物の隙間や裏手などのスペースは
- 気づかないうちに樹木が成長する
- 自分では手入れができない
- 隣家への影響が出やすい
といった特徴があります。
庭ナビでは、
現地の条件に合わせた施工方法を選定し、
安全性を最優先に作業を行っています。
※内容や地域によっては、
最短で当日のご訪問も可能です。
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