
ちょっと伐採を検討していて、一度現地を見に来ていただけますか
大阪府内のお客様から頂いたこの一言が、今回の始まりでした。
現地に到着して目に飛び込んできたのは、思わず見上げてしまうほどの樫(カシ)の巨木。
約25年もの間、手入れされずに放置されたその木は、10mを超える高さまで成長。
その圧倒的な存在感に、思わずiPhoneでパノラマ撮影をしてしまったほどです。


しかし、大阪の過密した住宅事情において、この現場の本質は「大きさ」だけではありませんでした。
- すぐ横には隣接する住宅
- 反対側には河川
- 足元の作業スペースは極めて限定的
- さらに真下にはお客様の大切な物置
一歩判断を誤れば、周囲の建物やインフラに多大な影響が及ぶ。
そんな、極めて緊張感のある条件が揃った「特殊伐採」の現場でした。
大阪を中心に10m級はもちろん、
20mクラスの高木伐採にも数多く対応してきました。
が、今回もまた「段取り・判断・技術」のすべてが問われる現場です。
本記事では、大阪の狭小地という制約の中で、庭ナビがどのように状況を読み取り、どのような判断で高木伐採・特殊伐採を完遂させたのか。そのプロセスをリアルにお伝えいたします。
このようなロープワークやリギングを用いた伐採は、
専門的な技術と判断が求められます。
Tree Offでは、
こうした高木・特殊伐採に特化した対応を行っています。


大阪の庭で「巨木化」してトラブルになりやすい樹種
数ある庭木の中でも、放置すると一気に成長し、一般の方では手におえなくなる樹種があります。
大阪の現場で特によく目にするのが以下の5つです。
- 樫の木(アラカシ・シラカシなど) ※今回の対象
- クスノキ
- ケヤキ
- シイの木
- モチノキ
これらの樹種は本来、しっかりとした剪定(手入れ)を行うことで、高さや樹形をコントロールできる木です。
しかし、剪定のタイミングを逃して10〜20年と放置してしまうと、2階の屋根、あるいは3階に達する高さまで成長します。
ここまで大きくなると、通常の植木屋では対応できず、プロによる「特殊伐採」の領域となります。
巨大化した庭木が暮らしに与える3つの深刻なリスク
庭木が大きくなり、一定のラインを超えると「見た目の問題」だけでは済まなくなります。
大阪の高木伐採現場で特によくご相談いただく実害は以下の通りです。
近隣トラブルに直結する「日陰・湿気問題」
一見すると「日陰ができて涼しい」と感じられるかもしれませんが、実際には日当たりが極端に悪くなり、家屋に常に湿気がこもる状態になります。
その結果、
- 外壁の劣化
- 苔やカビの発生
- 洗濯物が乾かない
など、お客様自身だけでなく、隣家への生活影響からトラブルに発展するケースが非常に多いのが現実です。
健康被害を招く「害虫・鳥獣問題」
樹種にもよりますが、樹液や葉に集まる虫が増えやすくなります。
- 蜂(ハチ)の巣
- 毛虫
などは、気づいたときには近づけない状態になっており、近隣への賠償問題にも繋がりかねません。
また、巨大化した枝葉は鳥の住処となり、糞害も深刻化します。
家屋の基礎を脅かす「根っこ」の問題
高さが2階、3階クラスになる木は、地下でも強固に根を広げています。
普段は見えない部分ですが、
- 水道管
- ガス管
- 排水管
さらには家の基礎コンクリートを圧迫・破壊してしまうケースもあります。
実際に「排水が詰まって調査したら、庭木の根が原因だった」という事例も、大阪の特殊伐採現場では珍しくありません。
大阪の住宅事情に合わせた、庭ナビの「高木伐採」工法
高木(5m以上)の伐採において、庭ナビでは「5mの樫だからこの方法」という安直な決め打ちはしません。
安全に終わらせることを最優先に、以下の工法を現場に合わせて最適化します。
ツリークライミングと「リギング(吊り下ろし技術)」


ロープや専用装備を使い、職人が直接木に登って上から順に枝や幹を切り下ろしていく工法です。
最大のポイントは、リギング(吊り下ろし技術)を併用すること。
切った枝や幹をそのまま落とすのではなく、安全にコントロールしながら地面へ下ろします。
重機が入らない大阪の過密住宅地において、最も確実な手法です。
高所作業車
前面道路が広く、敷地内に作業車を入れるスペースがあり、地面が平らで安定している場合に採用します。足場が安定しているため非常に効率よく、安全に作業を進めることができますが、大阪の狭小地では使用できない状況が限られます。
空師による特殊伐採
空師とは、高木や危険木の伐採を専門とする職人のことを指します。
建物のすぐ横、電線が近い、地面が使えないなど、通常の伐採ができない現場において、ツリークライミングやリギング技術を駆使しながら木を分解していきます。
どこから切るか、どの順番で下ろすか、どこに負荷がかかるかを常に判断しながら作業を進めるため、高い経験と技術が求められます。
【実録】今回の大阪・10m樫伐採現場:ツリークライミングで挑む
今回の樫の木の真下に立ち、見上げると首が痛くなるほどの巨木。
- ロープワークができる方向も限られている
- 作業スペースも非常に狭い状況
- 障害物となる物置
- 隣接する建物
- 落とす方向、逃がす方向すべてに制限がある
大阪特有の難現場です。
これらの条件を総合的に判断し、今回は重機を入れず、認定ガーデナーによる「ツリークライミングでの特殊伐採」を選択しました。
登るための動線を確保する「枝打ち」


まずは下から順番に枝を切り、職人が安全に登るための動線を確保していきます。
少し登っては枝を落とし、また一歩上へ。
この地道な作業を繰り返しながら、安全に上へと進んでいきます。
頂上付近での精密な「リギング」


頂上付近では滑車を使用し、太い幹や枝にロープをセットします。
地上の作業者と阿吽の呼吸でロープを操作し、切断した枝や幹をコントロールしながら下ろしていきます。
この技術により、そのまま落とせば下の物置を破壊してしまうようなサイズの材でも、安全に処理することが可能になります。
2本のロープによる完全制御


頂上付近になると幹が細くなり、物理的に人が登れないポイントに達します。
この段階では、切断する材のサイズも大きくなるため、2本のロープを使い分けます。
- 指示: 倒れる方向を決め、狙った方向へ誘導するためのもの。
- 吊り: 切断した瞬間の急落下を防ぎ、安全に保持するためのもの。
この2つを使い分けることで、過密地での安全性と作業精度を両立させます。
幹の解体と完工


すべての枝を払い終えると、次は残った幹の処理に移ります。
幹を一定の長さで切り分け、リギングによって一本ずつ安全に下ろしていく。
この「解体」作業を繰り返し、最後まで慎重に進め、無事に完工いたしました。
お客様の声



大阪府内の他社では『危険すぎて対応できない』と断られ、どうしていいかわからず困り果てていました。いつかやろうと思っているうちにここまで大きくなってしまい……。今回、庭ナビさんにお願いして本当に助かりました。プロの技術はすごいです。
他社で断られた「大阪の高木伐採」こそ、庭ナビへご相談ください
庭ナビには、高木伐採・特殊伐採に対応できる専門チームが在籍しております。
建物が隣接していて倒すスペースがない
重機(クレーン車など)が入らない狭小地
他社で「断られた」「高額な見積もりが出た」
といった難易度の高い現場でも、事前の段取りから当日の施工まで、認定庭師(Green Concierge)で責任を持って対応いたします。
なお、建物の安全やインフラ設備を考慮し、弊社では適切な腐朽処置など、最適な方法をご提案しております。
大阪府内(大阪市、堺市、東大阪市など)で、
「どこに頼めばいいかわからない」とお悩みの方は、
まずは一度、現地調査(お見積もり)からお気軽にご相談ください。
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最短で当日のご訪問も可能です。
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